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レンタルサーバー会社の選び方

 レンタルサーバーを運営されている会社と言っても、多種多様です。格安レンタルサーバー一覧のページではその中から信頼のおける格安と思われるレンタルサーバーを絞って紹介していますが、それでも、中々選べない方もいるかと思います。
このページでは、ホームページ、サイト運営を始めるにあたり、どのようなレンタルサーバーを借りれば良いか、レンタルサーバー選択の基準になるような、お勧めのレンタルサーバーの比較検討の参考となる関連事項を述べてみます。

レンタルサーバーのスペックと料金の検討


商品などの画像を大量掲載するならば、大容量のレンタルサーバーを
商品をより見やすく、わかり易く、大量に掲載する為には、画像とその枚数に相当する容量を確保する事が必要です。

最新且つ安定したCGI(PerlやPHP等)に対応しているレンタルサーバーを
CGIが使えると一口に言っても、最新の技術を導入していないレンタルサーバーもあります。掲示板やチャット、買い物カゴなどのCGIを多数設置するならば、最新のCGIに対応しているレンタルサーバーのほうが無難です。

最初から大量のアクセス数があるならば、レスポンスの良いレンタルサーバーを
最初から大量のアクセス数のあるサイトを開設される方は、少ないと思いますが、サイトの移転などで、既にアクセス数が非常に多いサイトをお持ちの方の移転の場合は、レスポンス性能の高い高速なレンタルサーバーを選定する事が望まれます。

サポート・対応が充実しているレンタルサーバーか


専門知識を持ったレンタルサーバーのプロが運営・サポートしているか
レンタルサーバーの再販業者の中には、レンタルサーバーの知識をあまり知らない所も稀にあります。そう言った業者では、専門的知識も無い為に、問い合わせに適切な対応がなされないかも知れません。
格安なレンタルサーバーでも、失敗しない実績豊富なレンタルサーバーを選ぶ事が重要です。

初心者でも不明な点がすぐわかるFAQが充実しているか。
FTPの使い方から、CGIの設置の仕方など、基本的な事もわかり易く紹介されているか。

集客(アクセスアップ)を重視するならば、アクセス解析が標準である事。
自分のサイト(ホームページ)がどこから、どんなキーワードでアクセスしているかを解釈する事で、訪問して来る人の目的(購入目的の商品など)が理解できます。それに沿ったサイト設計にする事で、集客率も上がり、売上の増加も望めます。

コントロールパネルなどが英文だらけで、全くわからないと言う事はないか。
主に低価格の海外のレンタルサーバー再販業者でありますが、契約時は日本語サイトで行えますが、レンタルサーバー運用時は、海外サーバーですので、初心者には専門用語の英文だらけで何もわからないと言う事もあります。

安定したレンタルサーバーか。


メンテナンスが頻繁に起きないか
メンテナンスが頻繁に起きるレンタルサーバーは、特に営利目的の商用サイト(ネットショップ)にとっては、致命的です。
 1日でもアクセス出来ない場合に、粗利益が数千円以上異なる可能性があるならば、それら損失額を考慮して、ネットショップ開設には、安定性の高いレンタルサーバーを選択したほうが良いでしょう。
また、たまたまアクセス不能の時に、検索エンジン(ロボット型検索エンジン)の巡回がされた場合や、他のリンクして貰っているサイトのリンクチェックが行われた場合、更新情報が検索エンジンに反映されないだけでは無く、サイトが閉鎖されたと解釈され、登録が抹消される場合があり、致命的と言えます。
 独自ドメイン対応では無い、サブドメインでの更に安いレンタルサーバー会社の場合では、レンタルサーバーや上位回線のメンテナンスなどで、アクセス不能になる事が多いだけで無く、サーバー本体のスペックが低い為に、稀にサーバー内部のデータが化ける場合もあり、その場合は長い時間をかけて修復を必要としますが、重要なデータのバックアップがされて無い場合は、どうしようもありません。それがサイト運営に重要なデータであったならば、致命的な損害になる恐れがあります。

 

レンタルサーバーのセキュリティは万全か


大事な顧客のデータが漏洩するような事はないか。
もし、漏洩したりしたら、商用サイトにとっては、極めて致命的な事態です。重大な責任問題に発展しかねません。顧客と個人情報などの重要なデータをブラウザを通して送受信する可能性があるならば、最低限セキュアサーバー(SSL)に対応しているレンタルサーバーを選ぶべきです。

ウィルスチェック機能はあるか。
顧客にメール感染したウィルスをばら撒くと言う事があってはいけません。例えそれが不可抗力であっても、極めて重大なご迷惑をかける事になり、信用が失墜します。

レンタルサーバーのスペックアップ・乗り換えがスムーズか


上位スペックのレンタルサーバーへの移行がスムーズに行えるか。
レンタルサーバーを取得し、ウェブサイトを立ち上げて、順調にアクセス数が伸びて来た場合に、上位スペック(上位プラン)へのレンタルサーバーへの移行がスムーズに行えるか。レンタルサーバー会社によっては、移行に時間がかかったり、手数料が新たに発生する物もあったり、上位プランが存在しない物もあります。

他社のレンタルサーバーへの乗り換えも楽にできるか。
他社へのレンタルサーバーの乗り換えにドメイン移管で必要以上に手間取ったりする物は避けたほうが無難と思われます。

取得したドメインの名義がレンタルサーバー会社名義で移管が出来ないと言う事は無いか。
独自ドメイン付きのレンタルサーバーの場合、ドメインの名義が取得したあなた(若しくは御社)自身の物になるかどうか、レンタルサーバー会社の名義のままで移管できないと言う事はないか、予め確認しておく事が重要です。レンタルサーバー取得時に、ドメイン登録情報欄などに、ドメインの名義人を記入する欄がある物であれば、大丈夫です。

ブロードバンド時代の将来性を見据えたレンタルサーバーか。
格安なADSLなどの普及で、大半のインターネット接続ユーザーがブロードバンドになってきています。近い将来的に、より魅力的に商品紹介をする必要性が出てきた場合、動画(RealMovieなどのストリーミングデータ対応動画サーバー)や音声にも対応しているレンタルサーバーを選んでおく事で優位に立てます。

その他のレンタルサーバーのチェックポイント

レンタルサーバー料金の入金方法
 見落としがちですが、初めてレンタルサーバーを借りる場合、どうしても暗証番号などを通知する必要のあるクレジットカードでの入金には、不安になります。特に支払い先が海外である場合などは、ためらう事もあるでしょう。
入金先が国内で、振込み明細書や、通帳に記載が残る銀行振込や、更に手軽で安心なコンビニ送金などにも対応しているレンタルサーバーがお勧めです。

ドメイン名義人の個人情報の扱い
 レンタルサーバーによっては、ドメイン取得時の名義人の変更が出来ない物があります。
ドメインは取得者(個人・法人)の情報開示が必須ですが、取得者の情報がWHOIS検索で公開されますので、もし見られたく無い場合に非公開(レンタルサーバー会社名義表示)にできる物や、後で問題があった場合に、公開しても差し支えの無い情報(個人名を会社名に変更や、電話番号の変更など)にできる物が安全です。

 

まとめ・結論として…


 レンタルサーバーを借りる場合、最初から大量のアクセス数が保証されるサイト運営でもしない限り、最初から無理をして、高性能、ハイスペックなレンタルサーバー契約をする必要は無いと思います。こちら実績豊富で信頼性と安定性の高く、且つ格安なレンタルサーバーで充分ではないかと思います。
重要な事は、自分のレンタルサーバーの利用目的と予算にあった物であるか、信頼される安定性があるかどうか、そしてスペックアップ(或いはスペックダウン)、乗り換えがスムーズに行えるかが重要ではないかと思われます。

著作:格安レンタルサーバー